2034年に早期リタイアすることを決めた

子供二人いる社会不適合サラリーマンが入金投資法で50前半で早期リタイアするまでの過程

株価調整と金利

 第三四半期開始とともに世界の株式は下落しています。正確に言うと、アメリカの大型グロース株以外は今年の1月をピークに下げ続けてきたのですが、第三四半期になって唯一調子の良かったアメリカITセクターも下げ始めました。先週一旦は反発しましたが、反発は弱く下に向かいそうな値動きです。

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 2016年の2月を底とした景気回復は2017年末で終了し、2018年は景気が減速している。貿易戦争も原因だが、根底にあるのは景気循環アメリカは減税のお陰で減速せずにこれまで来たが、さすがに第三四半期になって減速している。

 

 今年の株価の値動きを説明すると、こうなるのでしょう。しかしアメリカの金利の動きを見ると、その認識が間違っているように見えます。株安で一瞬金利が低下したものの、その後再度上昇しています。

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 これを合わせて考えると、アメリカの景気は減速するものの、利上げが中断されるほどではない。ということなのでしょう。新興国、特に中国の景気サイクルは早いので、既に金融緩和に転じていることもあり、来年春には回復が鮮明になってくるようになり、それとともにアメリカの株価も再度最高値を更新するのだと思います。

 

 なので、今回の調整を恐れる必要はないと思います。短期的にもう一段下げた場合は、現金比率調整の買いを入れてもいいと考えます。ただし問題はその後です。2019年初頭から世界景気が再度拡大に向かったとすると、年末にはアメリカが逆イールドになると考えられます。その場合その次の景気後退局面は、アメリカのリセッションを伴うもので、株価が大きく下げる可能性があります。アメリカが利下げした場合、ドル円は100円を割ってくる可能性が高いと思います。

 

 よって株価がまもなく反発し、来年堅調に推移するならば、現金比率を一定にするために少しずつ売却していく必要があると思います。AMZNなどグロース株は、税金を払ってでも1/2以下に圧縮すべきです。VTIの口座では20%以上、VTの口座では40%以上の現金を保有して、アメリカのリセッションを迎えたいものです。